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所得税 修繕費と資本的支出の区分

  • 2018/02/03 08:34

 貸付けや事業の用に供している建物、建物付属設備、機械装置、車両運搬具、器具備品などの資産の修繕費で、通常の維持管理や修理のために支出されるものは必要経費になります。
 しかし、資産の使用可能期間を延長させたり、資産の価額を増加させたりする部分の支出は資本的支出となり、事業所得や不動産所得の計算上、減価償却の方法により各年分の必要経費に算入する必要があります。
 原則として、その資本的支出を行った減価償却資産と種類及び耐用年数を同じくする減価償却資産を新たに取得したものとして、その資本的支出を取得価額として減価償却を行います。
 修繕費と資本的支出の区分は、その実質によって判定しますが、例えば、次のような支出は原則として資本的支出になります。
 (1)建物の避難階段を取付けする場合など、物理的に付け加えた部分の金額
 (2)用途変更するために模様替えを行った場合など、改造又は改築に直接要した金額
 (3)機械の部分品を特に品質又は性能の高いものに取り替えた場合で、その取替えの金額のうち通常の取替えの金額を超える部分の金額
 なお、次のような支出は、その支出を修繕費として所得計算を行い、確定申告をすれば、その年分の必要経費に算入することができます。
 (1)概ね3年以内の周期で行われる修理、改良などであるとき、又は一つの修理、改良などの金額が20万円未満のとき
 (2)一つの修理、改良などの金額のうちに資本的支出か修繕費か明らかでない金額がある場合で、その金額が60万円未満のとき又はその資産の前年末の取得価額のおおむね10%相当額以下であるとき

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